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教育情報デザイン論分野

本分野では、情報化時代における新しい教育形態を研究・開拓するとともに、IT技術を利用した教育にたずさわる高度専門職業人および研究者を育成します。

著しい進歩をとげている情報技術を教育の現場で駆使し、効果的な教育を行おうとする教育者、企業・団体等で人材育成に携わる実務家、さらに、新しい形の教育の研究に従事する専門家を養成することを目的とします。
教育目標 は、IT教育の各領域に関する原理的、基礎的、応用的、学際的な研究及び教育を担う研究者や高度専門職業人の養成です。特にeラーニングの企業人再教育や高齢者の生涯教育への適用が活発化する中で、教育情報学を現場で活かし、質の高い教育を実現できる専門職業人あるいは現場教育者を指導できる専門家の養成を緊急の目標とします。

本分野が積極的に推し進めているISTUを通してのeラーニング授業の配信は、本年度より全科目において実施(一部の科目は対面式講義と併用)されています。また、合同セミナーにおいては、大学院生の研究発表を各自がeラーニングコンテンツ化するなど、 実践的な取り組みを実施しています。
大学院生の研究においても、eラーニングに関するシステム開発などの工学的分野から「勘」や「コツ」とeラーニングの連携を模索する教育心理学分野、eラーニングの進展 と社会の変化を調査する教育学・社会学的分野まで、幅広い研究課題が教員の指導のもと進められています。

時代の最先端で求められている教育情報学を、私たちと一緒に研究してみませんか。

教育情報学という新しい学問分野

10世紀以降盛んになる東アジアの木版印刷や、15世紀のグーテンベルクによる印刷術の発明は、印刷による書物の飛躍的増大と情報の流通過程に大きな変革をもたらした。近代以降の教育制度もまた、一面においてはこれらの技術によって支えられている。
近年の情報コミュニケーション技術の発展もまた、「知」の創造や伝達の方法に大きな影響をもたらしており、これらの変化は、「いつでも」「どこにいても」アクセスできる個人対応型・問題解決型の教育形態への転換など多くの可能性を拓いている。
しかし一方で、これらの変化はこれまでの教育の目的や方法、制度等に大きな変動をもたらすことになり、そこには情報へのアクセス環境の差異等によって生じる社会的文化的格差(デジタル・ディバイド)や、教育の個別化と共同性の構築との関係の再設定など、多くの問題が指摘されている。
教育情報学は、このようなIT革命とそれがもたらした社会の変化に対応した、高度情報化時代の教育の目的、制度、教授=学習過程、評価方法、コンテンツ開発、ネットワーク形成等に関して、基礎および応用の両側面を内包する、融合的・学際的・先端的な学問領域である。

教育情報学研究部・教育部

教育情報学研究部・教育部は、平成14年4月に東北大学の14番目の大学院として設置された。同時に、「研究部・教育部」という他の研究科とは異なる新しい組織の形態を導入した初の事例でもある。
本研究部・教育部の目的は、研究面では(1)教育情報学の研究の体系的な深化と、(2)東北大学インターネットスクール(ISTU)の実施に関わる研究開発が、教育面では大学レベルにおける教育情報学の専門家の育成および高度情報化時代の教育を支える実践的創造的人材の育成が、それぞれ掲げられている。
この目的のため、研究面においては教育情報学の研究とともに、他の研究科・研究所等との連携・協力により機動的・学際的な研究を柔軟に実施できる体制が、教育面では教育情報学の研究成果を反映しつつ、その専門性を支える一貫性・安定性を持った体系的な教育をおこなう体制が、それぞれ要請される。このような相反する性格を両立するために導入されたのが、「研究部・教育部」という新しい組織形態である。

沿革・歴史

教育学研究科・教育情報アセスメント講座・教育情報デザイン論分野は、2002年度から2017年度まで運営されてきた独立大学院研究科「教育情報学研究部・教育部」が2018年4月、教育学研究科との統合により、発足した組織です。

本研究部・教育部は平成14年に東北大学の14番目の大学院として設置された。初代研究部長・教育部長は渡邊龍三教授であり、スタッフは総勢11名(研究部教員9名および教育部協力教員2名)という小規模なスタートであった。
同年、部局内措置により「地域開放事業室」を設置し、「東北大学開放講座」事業を開始する。また、本格的なISTUの講義配信システムが導入に際し、「ISTUシステム設置ワーキンググループ」が設置され、システム稼働に至る様々な業務に取り組んだ。

翌15年に教員の定員が増加され、スタッフは総勢13名(研究部教員11名および教育部協力教員2名)となった。同年、部局内措置として「ISTU支援室」を設置し、従来はワーキンググループであったISTU支援の体制を強化した。これと並行して「ISTUシステム更新ワーキンググループ」を設置し、ISTUの講義配信システムの更新および改良に取り組んでいる。

平成16年には第二代研究部長・教育部長の萩原敏朗教授が就任し、あわせて従来は研究部長が兼務していたISTU支援室長に岩崎信教授が就任した。この処置によりISTUの支援体制はさらに強化された。この体制は現在もそのまま継続している。
同年、台湾の国立台南師範学院(National Tainan Teachers College)の教育測定および統計学研究所(Graduate Institute of Measurement & Statistics、GIMS)との部局間学術交流協定を締結した。

平成17年には、タイのチュラロンコーン大学(Churalongkorn University)教育学部との部局間学術交流協定を締結している。

平成18年からは第三代研究部長・教育部長に岩崎信教授、ISTU支援室長に渡部信一教授が就任している。
また、本研究部の客員部門である比較IT教育論研究部門では、国内の様々な研究者を招聘し研究交流を進めている。これまでに同部門の客員教授・客員助教授となったのは以下の方々である。

幅広い研究テーマ

大学院生の研究においても、eラーニングに関するシステム開発などの工学的分野から、「勘」や「コツ」とeラーニングの連携を模索する教育心理学分野、eラーニングの進展と社会の変化を調査する教育学・社会学的分野まで、幅広い研究課題が教員の指導のもと進められています。教育学、情報科学、工学のスペシャリストが集まる教育情報学教育部の文理融合型の指導体制は、多様化する社会要請に応えるための研究環境として最適なものといえるでしょう。

ISTU(東北大学インターネットスクール)の活用

本教育部の対面講義は、原則的にISTUを併用する事とし、現役で活躍する社会人大学院生の履修を容易にしています。今後もこれを推進するとともに、遠隔地にいる院生の学習・研究指導について、新しく簡易な遠隔リアルタイムの仕組みを導入することを推進していきます。本大学院が積極的に推し進めているISTUを通してのeラーニング授業の配信は、全科目において実施(一部の科目は対面式講義と併用)しています。また、合同セミナーにおいては、大学院生の研究発表を各自がeラーニングコンテンツ化するなど、実践的な取り組みを実施しています。

学生による授業評価

教務委員会が平成16年度から実施してきた学生による授業評価は有益な情報であり、今後、何らかの方法と範囲でデータを公開するとともに、各教員が授業の改善に取り組み、部局全体としても、カリキュラムの全体の改善につなげる努力を行うこととしています。また、平成24年度からはカリキュラムマトリックスを作成し、講義科目ごとに得られる学びやスキルを明確に打ち出しています。

充実した指導体制

博士前期課程・後期課程ともに、1人の学生に対して指導教員と副指導教員が割り当てられる複数指導体制をとっており、多角的な研究教育ができる体制を整えています。また、博士前期課程のはじめには「研究方法入門セミナー」という全教員によるオムニバス形式の講義があり、様々な研究分野の研究方法論について基礎的な部分から学ぶことができます。さらに、全学生、全教員が参加する「合同セミナー」は、研究の構想や成果を発表する場となっており、様々な視野から研究について議論する良い機会となっています。

教育目的・特長

(1)教育の理念

情報化時代における新しい教育形態を研究・開拓するとともに、IT技術を利用した教育にたずさわる高度専門職業人および研究者を育成する。

(2)教育目的

著しい進歩をとげている情報技術を教育の現場で駆使し、効果的な教育を行おうとする教育者、企業・団体等で人材育成に携わる実務家、さらに、新しい形の教育の研究に従事する専門家を養成することを目的とする。

(3)教育目標

主目標は、IT教育の各領域に関する原理的、基礎的、応用的、学際的な研究及び教育を担う研究者や高度専門職業人の養成である。特にeラーニングの企業人再教育や高齢者の生涯教育への適用が活発化する中で、教育情報学を現場で活かし、質の高い教育を実現できる専門職業人あるいは現場教育者を指導できる専門家の養成を緊急の目標とする。

  • 専修免許取得について

(4)ISTUの活用

本大学院が積極的に推し進めているISTUを通してのeラーニング授業の配信は、本年度より全科目において実施(一部の科目は対面式講義と併用)されている。また、合同 セミナーにおいては、大学院生の研究発表を各自がeラーニングコンテンツ化するなど、 実践的な取り組みを実施している。

(5)大学院生の研究テーマ

大学院生の研究においても、eラーニングに関するシステム開発などの工学的分野から 「勘」や「コツ」とeラーニングの連携を模索する教育心理学分野、eラーニングの進展 と社会の変化を調査する教育学・社会学的分野まで、幅広い研究課題が教員の指導のもと 進められている。